トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2024/03/15

【福井】道路は生活や経済を支える基本/国・県の道路管理者と自動車業界が懇談/国土強靱化の実施中期計画を策定へ

 国・県の道路管理者と、自動車業界との懇談会が12日開かれ、自動車業界から、見坂茂範近畿地方整備局長と、杉本達治福井県知事に向け、要望書が提出された。
 会場は、福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイ=写真。
 席上、県自動車会議所の浮田啓三会長、福井河川国道事務所の橋本亮所長、県土木部の田中秀樹部長が挨拶。道路が、県民生活や経済・社会活動を支える最も基本的かつ不可欠な社会資本であり、その整備に県民の強い期待が寄せられていることを強調した。
 意見交換では、高規格道路から生活道路まで、バランスのとれた道路整備など、必要予算の確保を要望。このほか長寿命化やメンテナンスの重要性を指摘。予防的通行止めでは、できる限りの時間短縮が求められたという。報道には非公開で行われた。

要望内容
■高規格道路から生活道路まで、バランスの取れた整備へ、必要予算を確保する 継続的で安定的な国土強靱化へ 「国土強靱化実施中期計画」を2024年内に策定し、必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保を
■22年に重要物流道路に指定された福井外環状道路について、事業化に向けた調査を早期に推し進め、災害に強いダブルネットワークの道路網を早期整備へ
■県内の道路ネットワークの整備促進を
・中部縦貫自動車道の早期県内全線開通
・舞鶴若狭自動車道の早期全線4車線化
・国道8号石川県境部の早期4車線化および南越前町〜敦賀市間の早期整備
・国道27号青葉改良の早期工事着手
・国道365号栃ノ木峠道路の早期事業化
・福井港丸岡インター連絡道路の早期完成
・県道福井森田丸岡線の早期完成
■既存道路の維持・修繕等の充実や、老朽化の顕著な橋梁・トンネルなど補修対策の推進、ボトルネックの解消、道路拡幅・交差点改良・歩道設置などの走行環境の改善、交通事故防止対策、防災・減災・雪害対策などを図る
■豪雪等に伴う立ち往生の発生なども踏まえ、除雪体制の強化を各道路管理者と連携し推進する。やむを得ず、予防的通行止めなどを実施する場合には、早期の段階で情報開示を迅速に行うこと

福井県自動車会議所メンバー
一般社団法人福井県自動車会議所   会長  浮田啓三
福井県自動車販売店協会       会長  浮田啓三
一般社団法人福井県自動車整備振興会 会長  田中森
公益社団法人福井県バス協会     会長  岩本裕夫
一般社団法人福井県トラック協会   会長  清水則明
一般社団法人福井県タクシー協会   会長  矢崎孝明
一般社団法人福井県自家用自動車協会 会長  岩佐晴雄
福井県軽自動車協会         会長  池田和之
福井県中古自動車販売協会      会長  松本富男
福井県自動車車体整備業協同組合   理事長 濱埜治夫
福井県レンタカー協会        会長  中川伸一朗

hokuriku