新潟県交通政策局は、能登半島地震による直江津港(上越市)など県内7港の災害復旧工事で、2月補正予算に債務負担行為として限度額37億4700万円を設定した。期間は24年度。
最も被害が大きかった直江津港をはじめ、新潟西港(新潟市)、両津港(佐渡市)、小木港(同)、赤泊港(同)、二見港(同)、柏崎港が対象で、岸壁およびふ頭用地の段差やクラック、ひび割れなどが生じた。2024年度中の復旧を目指していく。直江津港と両津港が大部分を占める。
予算の内訳は、港湾関係災害復旧工事に35億1000万円、港湾環境施設に1億3500万円、県単港湾関係が1億200万円となっている。
港湾整備課によると、「調査や災害査定などにより、実施個所(工事概要)が変動する可能性がある」という。
両津および小木、赤泊については国の査定が終え、直江津が11日から14日、柏崎が14日から15日に行われる。