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北陸工業新聞社
2024/03/14

【富山】別敷地(中村グラウンド)など提案/砺波市新庁舎整備事業/対話型調査

 砺波市は13日、庁舎整備事業に関する対話(サウンディング)型市場調査の結果を公表した。
 2月に実施され、参加は総合建設業・総合開発事業者5者、施設運営等事業者1者など9者だった。建設場所、事業手法、事業期間、トータルコストなどについて意見を聞いた。
 建設場所は5者から意見があり、いずれもコスト面から別敷地(うち2者はチューリップ公園そばの中村グランド)を提案した。また、事業手法としてデザインビルド方式、リース方式、デザインビルドオペレーション方式などが示された。
 2024年度当初予算案には基本構想・基本計画策定支援業務委託として25年度までの債務負担行為3000万円が設定されている。基本構想では、建設場所を定めて規模や機能などをする。「ZEB Ready(ゼブレディ)」の認証を受けることも検討される。
 また、庁舎整備基金積立金で1億円が盛り込まれた。基金は今年度末で14億円となっており、積み増しを図る。
 市庁舎整備に関する報告書によると、災害対応に必要なスペースを確保した上で、建設と維持管理運営のコストを低減するためコンパクトな庁舎を目指すとする。建設規模は現状面積以下の7400平方メートル程度(健康センター含む)、敷地面積は2万平方メートル程度が想定される。事業規模は約63億7000万円と試算する。着工は27年度を目標としている。

hokuriku