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建通新聞社(神奈川)
2024/03/13

【神奈川】横浜市 万騎が原小木造校舎新築 6月にも

 横浜市建築局は、万騎が原小学校の建て替えで、市立小学校では初となる木造校舎を建設する。建築工事を6月にも発注する見通しだ。WTO対象とはならない予定で、参加要件は現在、検討している。第4回市会定例会での承認を目指す。木材を調達する期間を設けるため、工事着手は2025年8月ごろとなる見込み。
 校舎の規模は木造3階建て延べ約5100平方b。1階に職員室や放課後キッズクラブ、特別教室を、2〜3階に普通教室と特別教室を配置する。
 工期は25年8月〜27年3月の20カ月程度を見込む。設備工事は、空調と衛生、電気、昇降機を分離発注する。
 20年度の事前評価では、木造校舎の建設費を20億8000万円と試算。事業評価後の建設費と24年度の事業費は公表していない。24年度当初予算案に34億円を上限とする債務負担行為(25〜26年度)を設定した。
 所在地は旭区大池町66。
 基本・実施設計は梓設計・金子設計JVが担当している。
 
〜体育館など解体は10月公告〜
 
 木造校舎は、既存体育館と既存プールを解体した敷地に建設する。既存体育館などの解体工事は10月にも発注。工期は12月〜25年7月までの8カ月程度を見込む。建物の規模は、体育館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ611平方b、プールの面積は約400平方b。
 新木造校舎棟が完成した後、鉄筋コンクリート造4階建て延べ4029平方bの既存校舎を27年度に解体する。
 既存校舎の跡地の東側には、28年4〜11月の8カ月で新たなプール棟を築造。同年10月〜29年3月に面積3600平方bのグラウンドを整備し、建て替え事業を完了する。

提供:建通新聞社