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　福井県鳶土工業協同組合（広川幸則理事長）の２０２４年度の通常総会はこのほど開かれ、組合運営と組織拡大を目指す事業計画などを慎重審議の上、了承している。
　若年層の建設業離れが進み、それに伴う担い手不足や円安、燃料・資機材価格の高騰、工事採算の悪化など、厳しい環境を指摘。諸課題の解決へ、一層の組織強化を図る。組合員相互の連帯と、結束を高め、情報の共有化に努める。行政や各種建設業団体の協力を得ながら、勉強会を通じて適正な請負代金の額、工期などを確保する。若年技術者の確保推進へ就労環境の改善を図る方針。
　また、全国建設工事業国民健康保険組合福井県支部（広川幸則支部長）では、建設国保の加入を強く呼び掛けている。１７年４月以降、社会保険の未加入の下請けも、公共事業への参加が制限されることとなった。同組合では、この流れを受け、仕事仲間同士で声を掛けあい、建設国保の保険給付と、健康づくりを推進。未加入者の紹介カードを用意し、個人情報保護法を遵守するなど、適切に管理。業種は土木、建築（型枠工事含む）、建具取付、造園、鳶、電気など、建設業に限定する。詳しくは同支部０７７６−２６−１１２５まで。