日本工業経済新聞社(群馬)
2024/03/12
【群馬】草津町は24年度当初予算を公表
草津町(黒岩信忠町長)は、12日に可決となった2024年度当初予算を示した。草津温泉バスターミナル及び中央通り再整備事業に2億4600万円を盛り込み、バスターミナルのバス乗降口の拡張などを行う。また、千客万来事業会計では天狗山レストハウスの建て替えのため、24年度から25年度までの債務負担行為として限度額3億5000万円を設定した。
一般会計総額は50億4956万9000円とし、前年度と比べて3億3408万7000円の減少となった。うち、工事請負費総額は4億6706万6000円となる。
草津温泉バスターミナル及び中央通り再整備事業では、バスターミナルバス乗降口の入り口を拡張するほか、外観デザインの変更を行う。施設は1988年竣工のRC造3階建て、延べ床面積2022uの規模。また、23年度から行っている中央通りの半たわみ性舗装および、通り内で造成を進めている(仮称)もみじ公園の整備を継続していく。
天狗山レストハウス(草津58)の建て替えのため、千客万来事業会計で建設改良費2億8077万円を盛り込んだ。24年度内に解体を行い、25年12月の建設完了を目指している。施設は耐震強度に不安があり、防災施設として指定されているために建て替えを行うもの。建物は、1979年竣工のRC造一部S造、A1棟とA2棟が並んでおり、A1が平屋、A2が2階建て、延べ床面積3273uの施設。設計をK計画事務所(東京都世田谷区)が担当しており、建物の詳細設計をこれから詰めていく。
草津町温泉温水供給事業会計では、草津温泉バスターミナルにエレベーター設置のため、新規建設費で1億3000万円を計上した。設計は桂設計(東京都新宿区)が担当した。
このほか、ビジターセンターの跡地へトイレ設置などを行うため工事費3623万3000円を盛り込んだほか、町道立町四号線拡幅詳細設計委託料250万円などを計上した。