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　穴水町は１１日に開会した町議会３月定例会に、一般会計８２億７１００万円（前年度比２０・３％増）の２０２４年度当初予算案など議案１６件、今年度補正予算の専決処分など報告６件を提出した。当初予算案には能登半島地震からの復旧や被災者支援など震災関連で約２２億９３００万円を盛り込んだ。
　当初予算案は地震対応や義務的経費などを中心とした「骨格予算」となり、一般会計に４特別会計と２企業会計を合わせた予算総額は前年度比６・８％増の１４４億５６３３万５０００円。
　震災関連では、復興計画策定６００万円、防災広場での仮設商店街整備２億７０００万円、３月補正予算案で２６年度までの債務負担行為を設定した穴水小仮設校舎建設に伴うリース料２億円（総額６億円）などを計上。災害復旧費は公共土木施設３億６５００万円、農林施設１億２３００万円、町営住宅１億５０００万円などを配分した。
　そのほか、老朽化に加え大きな被害を受けた穴水小の建て替えに向けた基本計画策定支援に１１００万円を盛り込んだ。
　３月補正予算案は一般会計４５億２２００万円（累計１３３億５８６３万円）で、公費解体など災害廃棄物処理に４３億５０００万円を配分した。当初予算に専決処分を含む補正予算を合わせた震災関連の一般会計の総額は約８４億２３００万円。