高松市は、閉館している旧総合福祉会館を解体するため、当初予算案に解体実施設計の委託料など事業費1338万円を計上した。予算成立後、早期の委託を目指している。跡地には同じ敷地内にある花園コミュニティセンターを建て替える計画だ。
旧総合福祉会館(観光通2)は1982年に建設した。2008年の耐震診断の結果、大地震時に倒壊などの危険性があると判定。11年には耐震費用が高額となるため、耐震化を断念。会館の機能を全て移転、廃止した後、18年度末で閉館した。規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ6097平方b。敷地面積は2521平方b。解体跡地には老朽化している花園コミュニティセンターを新築する計画だが、建設位置や規模など詳細は今後策定する基本構想の中でまとめる。
花園コミュニティセンターは鉄筋コンクリート造3階建て延べ503平方b。81年に建設した。花園小学校内に移転新築する計画があったが、23年夏に白紙となった。
提供:建通新聞社