湖南市は、このほど公表した令和6年度当初予算案において「石部駅周辺整備事業」に係る事業費1億7734万2000円を予算化。承認されれば、同駅北側広場整備、歴史公園整備に着手し24年度内の完成を目指す方針。
29年度に完了を目指している同事業では、23年度から駅北側広場の一部整備に着手し、そこから南側の広場新設工事へと進めていき、その他関連工事を行い各種調整工事を図る。
過年度の市負担事業では、駅までのアクセス道路となる市道石原線道路整備に着手するため、初弾工事として工事用車両道路の整備で3954万円を計上。車両道路の確保ができ、他の事業との整合性から23年度から本格整備を進めている。その他、南側広場にある歴史的建造物を市内公園の敷地内に移設工事も予定。銅像、石碑、看板等の歴史的建造物を長期的に保管するために同市石部西3―4761―16地先の公園用地に移設し、周囲の環境を活かして公園全体の活性化や利便性の向上などの賑わい創出を想定、地域住民の憩いの場として利用していくための整備となる。なお、移設後の南広場は、タクシー乗降口やロータリー等の設置が検討されている。
同事業は、まちの西玄関口となるJR石部駅の利便性向上、市西部地域の活性化を図ることを目的とし、▽駅庁舎整備▽南北線自由通路整備▽駅前広場整備▽駅周辺整備―の大きく4つに分けた整備項目を計画的に推進していく。
提供:滋賀産業新聞