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　徳島県は、県有施設６施設への太陽光発電設備等率先導入事業に係るＰＰＡ実施事業者をＮＴＴアノードエナジー西日本事業本部徳島支店（徳島市）、11施設への電気自動車用充電設備導入事業に係る実施事業者をＥＮＥＣＨＡＮＧＥ（東京都中央区）に、それぞれ契約候補者として決定した。ＮＴＴアノードの提案は、設計と工事を県内企業に発注する予定。
　太陽光発電設備を導入する６施設は、消防防災航空隊事務所・警察航空隊事務所、文学書道館、南部テクノスクール、中央テクノスクール、アスティとくしま（産業観光交流センター）、農林水産総合技術支援センター畜産研究課。ＮＴＴアノードエナジーの提案は全施設に蓄電池設備を設置し、設計と工事を県内企業に発注し、陸屋根の施工は接着工法を採用して漏水と屋上面損傷のリスクを軽減、24時間３６５日の遠隔監視を行う。
　初期費用ゼロ円モデルのＰＰＡ（電力販売契約）となる。今後、６月までに現地調査と詳細設計を行い、６月から順次工事を開始する。２０２５年２月頃の電力供給契約と運転開始を予定している。事業者選定には６事業者から応募があり、プロポーザルで候補者を決めた。
　電気自動車用充電設備を導入するのはアスティとくしまなど11施設。初期費用・維持費用ゼロ円モデルによる導入を予定。ＥＮＥＣＨＡＮＧＥの提案は、電気自動車ユーザーの約６割が保有する充電カードが使用可能で、年中無休でＥＶドライバーのサポートに対応、災害時には充電器を無償開放して地域の電力レジリエンス（回復力）向上を実現する。
　各施設に最大２口を設置、出力電力は６・０�`�hの普通充電器。各施設の現地調査を経て３月下旬に実施事業者から国庫補助新設を行う予定。６月初旬の交付決定後、７月以降に充電器設置工事を進め、９月以降の充電器運用開始を予定している。事業者選定には２事業者から応募があり、プロポーザルで候補者を決めた。

提供：建通新聞社