鹿児島市は、桜島地域のにぎわい創出に向け、観光客らが集える自然体験型の観光施設を整備する考えだ。7日、市議会の本会議(常任委員会・産業観光企業)で当局から説明があり、2024年度に基本計画の策定を目指す。PFIも含めた官民連携での整備・運営を視野に入れ、25年度はその可能性調査などに取り組む。
建設候補地は市有地の鶴崎灰捨場跡地。全体の敷地面積は3万5000uほど。景観や地形を生かしたアクティビティ施設や水辺のカフェなど、集客が期待できる新たな施設を構想しており、整備規模やゾーニング機能を含めてこれから検討する。
現時点での整備スケジュール案は、24年度に基本計画を策定し、25年度にPFIの可能性調査や地盤調査、現況測量を予定。26年度は事業者選定に向けた準備を進め、27年度以降に事業者選定、工事発注を見据えている。
■松元給食C
4月から用地測量
松元地域を中心とした新学校給食センター整備は、教育委員会が市民文教委員会で説明。24年度の事業スケジュールは4〜7月に不動産鑑定評価や用地測量、7月以降にPFI導入可能性調査に入る見通しだ。