岐阜市と名古屋鉄道(名古屋市中村区)を代表とする11法人の事業者グループは6日、岐阜公園の再整備に向け、岐阜公園にぎわい創出事業(Park―PFI)の基本協定を締結した。今後、両者は協議しながら設計を進め、年内に着工する見通しだ。2025年3月末の供用開始を予定している。
事業対象区域は、公園内の大宮町駐車場、駐車場東側の庭園区域、駐車場南側の公園拡張区域合わせて約1万7700平方b。飲食店を3店舗、お土産などの売店を7店舗、コインロッカーを2カ所に設置するほか、芝生広場約500平方b、地域情報看板・デジタルサイネージを2カ所に整備する。
実施方針として、「岐阜を嗜(たしな)みOMOTENASHIを堪能する」をコンセプトに、「観光拠点・市内回遊の中心機能を促進する施設づくり」「自然・歴史・文化的資源と調和した施設づくり」「市民の豊かな日常を彩る賑(にぎ)わい拠点づくり」を掲げる。
市は、岐阜公園が持つ歴史的な価値を生かし、観光拠点にふさわしい歴史公園として再整備を進めている。市としては初となるPark―PFI制度の導入により、来園者数の増加や満足度の向上、川原町への回遊など地域の活性化を目指す。
名古屋鉄道を含む11法人は以下の通り。
名古屋鉄道▽名鉄都市開発▽岐阜観光策道▽ORGAN▽ミユキデザイン▽岐阜乗合自動車▽名鉄プロパティマネジメント▽ゼットン▽名鉄エリアパートナーズ▽スタジオ・ゲンクマガイ▽船場
提供:建通新聞社