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日刊建設タイムズ社
2024/03/08

【千葉】3パターンを検討/東町吉倉線にIC設置/28年度完成目指す/成田市

 成田市は、構想中の市道東町吉倉線と東関東自動車道を接続するインターチェンジ(IC)の検討状況を明らかにした。形式について、地形などを考慮し▽地域活性化IC(有人)ハーフ形式▽スマートIC(無人)ハーフ形式▽スマートIC(無人)フル形式――を検討している。ハーフ形式の場合、東京方面に出入り可能とする。費用対効果や成田国際空港のさらなる機能強化に伴う影響などを踏まえ、東日本高速道路(NEXCO東日本)や国土交通省などと協議する。空港のさらなる機能強化が完了する2028年度の整備完了を目指す。
 18年度に、吉倉地区周辺まちづくり基本調査の道路計画において、高速道路に安全かつ容易にアクセスでき、有事の際に高速道路を活用した病院への緊急輸送が可能で、空港周辺幹線道路における朝夕の交通渋滞の慢性化解消などが期待されるとして、構想に至った。
 地域活性化ICハーフ形式を採用する場合、地域経済の浮揚、雇用創出の促進、周辺道路の渋滞緩和などを目的に、市が主体となりICを設置する。
 いずれの形式の場合も、料金所の手前までの道路整備は市が行う。
 予備設計などは、東洋技研コンサルタントが担った。
 周辺では、(仮称)東和田南部土地区画整理事業および(仮称)吉倉久米野土地区画整理事業が計画されている。
 市道東町吉倉線は、両土地区画整理事業区域を横断し、主要地方道成田小見川鹿島港線と国道51号を結ぶ。東側の約2350mを4車線、西側の約650mを2車線とする。
 24〜26年度を期間とする「NARITAみらいプラン第9次実施計画」では、用地取得を行いつつ、25年度に整備工事へ着手するとした。
 24年度当初予算案には、用地取得費に、24〜28年度を期間とする限度額6億977万6000円の債務負担行為を設定。
 (仮称)東和田南部土地区画整理事業区域は、東和田地先の面積約30ha。工業や住宅用地などを整備する。事業協力者は戸田建設。
 (仮称)吉倉久米野土地区画整理事業区域は、吉倉地先ほかの面積約45ha。主に居住環境を整備する。設立準備会は、事業協力者を選定する公募型プロポーザルに着手しており、5月下旬の優先交渉権者決定および結果通知を予定。k_times_comをフォローしましょう
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