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建通新聞社(神奈川)
2024/03/07

【神奈川】横浜市 プールセンターの再整備検討本格化

 横浜市にぎわいスポーツ文化局は、横浜プールセンターの再整備に向け、2回目のサウンディング調査を2024年度に実施する見通しだ。公民連携手法の導入や民間事業者による余剰地の利活用を想定しており、意見を求める。また、敷地内に建設できる建物の用途や規模を検討する業務を委託。過年度に実施した民間事業者へのサウンディング調査と、先行してPFI事業で再整備した本牧市民プールの成果も合わせて、今後、方向性を考える。
 横浜プールセンターには、一辺90bの流水プールや小プール(直径15b)、幼児プール(直径9b)がある。1965年に完成した。
 所在地は磯子区原町14ノ1。JR根岸線の根岸駅から徒歩約8分の場所にある。敷地面積は3万2489平方b。用途は近隣商業地域で、建ぺい率は80%、容積率は200%。
 ピーク時には年間約33万人が訪れていたが、2015年に3分の1となる約11万人にまで利用者が減少。施設も老朽化しているため、同年度に施設は存続するものの、再整備が必要という方針を示した。その後、漏水を多数確認したため、21年度に利用を休止している。
 16年度には、老朽化が進んでいた本牧市民プールと合わせて、民間事業者へのサウンディング調査を実施。プール規模を縮小して、余剰敷地を活用したいとする意見が多かったという。
 先行して再整備した本牧市民プールが供用を開始したため、横浜プールセンターの検討を本格化する。両プールは立地場所が近いため、施設利用者などの差別化も課題となる。

提供:建通新聞社