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日刊建設タイムズ社
2024/03/07

【千葉】4月上旬ごろ公告/広域交流拠点改修運営等/香取市

 香取市は、DBO方式による佐原広域交流拠点「水の郷さわら」改修運営等事業に伴う公募型プロポーザルについて、4月上旬ごろの公告を予定している。6日には、実施方針と要求水準書案を公表した。施設は、現事業(佐原広域交流拠点PFI事業)において防災、水辺利用、文化交流、交通の4つの拠点機能を一体的に整備したもので、2010年3月の供用開始。15年間の維持管理・運営期間が25年3月末をもって満了することから、25年4月以降、公共施設等の改修など設計・工事や維持管理・運営を行う次期事業者を募集する。
 佐原広域交流拠点は、佐原イ3981―2ほかに所在。敷地面積は、市有地4242uおよび国有地約16万5000u。
 主な施設と改修などの内容は▽MIZBEステーション(河川防災ステーション)=複合遊具の新設、駐車場の増設▽車両倉庫▽河川利用情報発信施設(川の駅)=外壁ALC・腰壁の塗装および外壁シール材の補修、屋外照明のLED化▽水辺交流センター(川の駅)=外壁ALC・腰壁の塗装および外壁シール材の補修、屋根外部シーリング材の更新、眺望レストランの新設(物販施設の転用)、カフェ機能の移転と内装改修、空調設備の更新、屋内・屋外照明のLED化▽地域交流施設(道の駅)=外壁ALCの塗装および外壁シール材の補修・洗浄、外壁ガルバリウム鋼板の再塗装、屋根シーリング材の更新、自動ドアの更新、特産品直売所搬入口への雨水流入防止対策、飲食施設の移設および物販施設の拡幅、授乳室・おむつ替えスペースの増設、空調設備の更新、空調効率の向上、屋内照明のLED化、加圧ポンプの更新▽エントランス広場=大屋根の設置▽修理ヤード▽河川環境施設のうち利用ゾーン(親水および湿地)▽河川環境施設のうち佐原河岸。
 市は事業者に対し、設計・改修等工事業務と維持管理・運営業務の実施に係る対価を支払う。また、市が事業者を指定管理者に指定し、指定管理者が施設の利用に係る料金(地域交流施設の運営、駐車場など屋外の運営、水辺交流センターの運営、佐原河岸の運営による収入)を収受できる利用料金制度を導入する。
 事業スケジュールは▽優先交渉権者の選定および公表=10月▽仮契約の締結=11月▽契約に係る議会の議決=12月▽施設の設計・改修=25年4月〜26年3月▽施設の維持管理・運営=25年4月1日〜40年3月31日▽事業終了=40年3月31日。
 応募者は、統括管理業務、設計業務、改修業務、維持管理業務、運営業務を実施する単体企業または複数の企業によって構成されるグループ。市内に特別目的会社(SPC)を設立することも可能。
 設計業務に当たる者については、市の入札参加資格において「建築関係建設コンサルタント業務」に登録されている一級建築士事務所とする。複数の者で業務を実施する場合、少なくとも1者は、09年4月1日から24年3月31日までに延べ床面積2000u以上の公共施設または商業施設の新築・改築の基本設計業務および実施設計業務を完了した実績を有すること。
 改修業務に当たる者は、特定建設業許可を受け、市の入札参加資格における「建築一式」の経営事項評価点数Aランク相当以上、「土木一式」の同Bランク相当以上で、09年4月1日から24年3月31日までに完了した延べ床面積2000u以上の公共施設の新築・改築工事の実績を有している必要がある。複数の者で業務を実施する場合、少なくとも1者は、市内に本・支店または営業所などを有し、「建築一式」または「土木一式」において同Bランク相当以上であること。
 そのほか、維持管理業務と運営業務に当たる者に対しても、必要な資格の保有や実績を求めている。
 募集・選定の主なスケジュールは▽15日=実施方針および要求水準書案に関する質問・意見の受け付け▽27日=質問・意見への回答▽4月上旬=募集要項などの公表▽4月下旬=募集要項などに関する説明会および施設見学会▽5月中旬=参加表明書の受け付け▽7月上旬=対話の実施▽8月中旬=提案書類の受け付け▽10月上旬=優先交渉権者の選定および公表▽10月中旬=基本協定の締結▽10月下旬=仮契約の締結▽12月下旬=仮契約に係る議会の議決および本契約の締結。k_times_comをフォローしましょう
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