全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　盛岡地区広域消防組合は、総合評価一般競争入札となる「いわて消防指令センター総合整備事業整備工事」の施工者を決めるため、先月21日に開札し、１０５億円で日本電気が落札した。総合評価点は１２２３。
　盛岡市盛岡駅西通１丁目地内の盛岡地区広域消防組合消防本部庁舎４階には現在、奥州金ケ崎行政事務組合消防本部、北上地区消防組合消防本部と共同で運用する岩手県央消防指令センターが設置されている。　
　今回のいわて消防指令センター総合整備事業は、共同運用のさらなる広域化のため、これらの消防本部に加え、花巻市、遠野市、陸前高田市、宮古地区広域行政組合、釜石大槌地区行政事務組合、二戸地区広域行政事務組合、久慈広域連合の各消防本部計10団体で消防指令業務を共同運用するに当たり、円滑な運用を実現するための消防指令システムおよび消防救急デジタル無線を更新整備する。住民サービスの向上、災害対応力の強化、行財政上の効率化を図るもので、盛岡地区広域消防組合が契約主体となる。
　工事内容は、高機能消防指令センターおよび消防救急デジタル無線設備の更新。契約の範囲は仕様書に基づき必要なシステムの設計、製作、運搬、据え付け、撤去、各種データ入力、調整、協議会の職員への技術指導、その他必要な作業を行うとともに本業務の完了に必要な官公庁などへの諸手続から検査に至る一切の作業となる。
　履行期間は２０２６年９月30日までだが、同４月１日からシステムの運用を開始する。

　提供：建設新聞社