建設新聞社
2024/03/07
【東北・宮城】富谷市が図書館複合施設整備の概要公表
富谷市は6日、市民図書館とスイーツステーション、屋内児童遊戯施設の3つの機能を一体化した複合施設の実施設計について、概要を公表した。規模はRC+S造2階建て、延べ3196・81平方bで、予算規模は31億0960万1000円。2026年3月の開館を目指す。
これまで市になかった図書館と、スイーツを核とした新たな文化・産業の構築をテーマに掲げるスイーツステーション、さらに新興住宅街の子育て世代ニーズに応える屋内児童遊戯施設を複合整備する。建設場所は成田1の1の1地内の敷地約1万3400平方bで、成田公民館の敷地内。
NASCA+はりゅうウッドスタジオJVが基本・実施設計ともに担当。コンセプトは人と知と時をつむぐ「とみやの輪」=B施設内にある各機能が融合するように、「とみやコネクトリング」と名付けたスロープの動線でつなげ、さらに既存の成田公民館と2階に設置するブリッジで接続する。駐車場は成田公民館の敷地内のほか、隣接する遊戯施設の敷地を取得し合計234台を設ける。市民を対象に開かれたワークショップの意見を取り入れて設計した。
整備費は、建築工事が27億4256万円、監理が5148万円、土地の購入に3億1556万1000円。
市は24年度予算に工事費8億2276万8000円を盛り込んだほか、同事業には25年度までに19億5582万8000円の債務負担行為も設定しており、土地の購入費などを含めて全体で31億円の予算規模となる。2カ年事業で、25年度内の工事完了を目指す。
提供:建設新聞社