全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　関東地方整備局は、土木工事電子書類スリム化ガイドに関するアンケート調査結果を公表した。アンケートは２０２３年12月１日〜22日の間に行い、受注者２８０社のうち、２０８社が回答。今後アンケート結果から見えてきた課題をもとに３月中に改訂を行う。
　スリム化ガイドの認知度は99％で、分かりやすさのアンケートでは「とても分かりやすい」や「わかりやすい」という回答が92％となった。
　工事着手前の設計審査会の開催状況の項目では、維持工事について解されていないとの回答が35％となった。
　維持工事以外では、開催もしくは今後開催予定の回答が96％あるものの、維持工事では設計審査会が開催されていない事例がみられることから全工事において設計審査会を開催するように周知徹底を図る。
　また、設計図書の修正を受注者が対応し、費用をみていないケースがあるとする回答が31％あったため、費用負担について指導や周知徹底を図る。
　加えて、打ち合わせや設計審査会において、遠隔臨場の併用による説明が、説明時間の短縮や説明資料の削減に効果的であることから、積極的な実施を推進。「関東地方整備局における建設現場の遠隔臨場の実施方針について」を今後改正する。