フルテック(高岡市福岡町、古村昂一代表取締役社長)と、TISインテックグループのインテック(富山市牛島新町、北岡隆之代表取締役社長)は5日、「橋梁損傷原因のAI診断支援技術」を共同で研究開発したと発表した。
この技術は、フルテックが提供する橋梁損傷原因のAI点検システムで、橋梁の損傷要因に関する一次判定を行う際に使用するもの。国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されている。
AI診断モデルに橋梁の損傷状況などの必要情報を入力することで、即座に損傷要因の発生の可能性の一次判定を行い、その結果が出力される。ひび割れなどの損傷情報だけでなく、コンクリートの損傷発生に影響を与える設計や周辺環境に関する情報も加味した学習データからAIモデルを生成し、診断精度を高めていることが特長。
今後は、損傷原因の種別として疲労などの現在非対応の種別への対応の追加といった、さらなる精度向上を目指す。