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　小松市議会３月定例会が５日に開かれ、一般質問が行われた。この中で認定こども園だいいちの移転候補地について、若杉町地内の用地取得に向け、最終調整を行っている現状を市側が示した。木村賢治議員の質問に松野真弓こども家庭部長が答えた。
　候補地の敷地面積は６２００平方メートル程度とし、洪水ハザードマップの浸水区域から外れ、主要道路からのアクセスが良い面などを考慮して選定したと説明した。
　新園舎の建設規模は、子育て支援や幼児教育に資する部屋の確保を計画しているため、八幡地内にある既存施設（Ｓ造平屋建て９６５平方メートル）より広くしたい意向だ。防災機能を聞かれ、松野部長は「建物の耐震性、安全性の確保や災害備品の保管スペースなど防災機能についても調査検討し、設計の際に考慮していく」と述べた。新年度は、設計プロポーザルを実施する見通しで２５年度の着工、２６年度中の開園を目指す。
　このほか、濱口淳也議員が稚松小学校の整備について、進捗状況を質問。これに対し、教育委員会の林政憲事務局長は、今年度に施設の複合化に関する総合調査を実施してきたと報告。その上で「総合調査の結果を踏まえ、年度内に実現可能なモデルプランを複数案取りまとめる」とした。総合調査業務は建設技術研究所が担当。