三豊市は、2024年度当初予算案をまとめた。一般会計は374億5000万円で前年度当初比9・6%となっている。投資的経費は同比41・1%増の55億0893万円で、豊中地区新設小学校や松崎地区就学前施設の建設費などが増加の要因となっている。
主な建設事業は、公共施設再配置事業で旧詫間庁舎など2施設と旧財田中小学校の解体工事を実施するため、4億5340万円を充てた。都市計画事業には4億4538万円を付け、市民センター詫間の建築工事と造船所跡地を多目的広場としての整備を計画する。高瀬駅トイレ等整備事業では、既存施設の解体が決まったJR高瀬駅に新設するトイレと駐輪場などの設計を実施するため270万円を計上した。
児童・教育施設関連では、松崎地区就学前施設整備事業に2億3275万円を充てて、造成工事と建築工事を行う他、財田こども園整備事業に4億4538万円を付け、増築工事と保育所棟内部を改修する。また、豊中地区新設学校建設事業に7億9987万円を付け、新設校の用地造成と建築を行う。
土木関連では、市道維持管理事業に5億5632万円、市道舗装整備事業に2億4800万円、道路橋梁国庫補助整備事業に4億9300万円を充てる他、単独県費補助事業に6380万円、市単独道路橋梁新設改良事業に5億1701万円、交通安全施設整備事業には2000万円、市管理河川維持事業には1億2603万円を計上した。提供:建通新聞社