福島建設工業新聞社
2024/03/04
【福島】次期施設整備へ構想策定/郡山市河内クリーンC
郡山市は2024年度当初予算案で、河内クリーンセンター改修費、河内埋立処分場長寿命化事業、同処分場改修費として総額4466万円を予算化。河内クリーンセンターで次期ごみ処理施設整備に向けた基本構想の策定に新規着手する。
基本構想策定のため業務委託料2300万円を配分。1984年の供用開始から40年が経過する同センターで、グリーンビルディングやZEB化なども視野に、今後の施設の在り方や整備方法、施設方針などの調査・検討に入る。
基本構想の策定に当たって、建て替えやリニューアル、長寿命化など整備手法のほか、PPP/PFI手法等の導入可能性調査、施設整備方針、スケジュール、財源等の検討も行う。
施設はSRC造8階建て延べ1万3280.1u。逢瀬町河内字西午房沢地内。
88年の供用開始から26年が経過する河内埋立処分場第2汚水処理施設は、安定処理と省エネルギー化に向け、長寿命化工事を計画。2024年度は実施設計費1909万円を措置した。また50年のカーボンニュートラルの実現へ、同第2汚水処理施設の屋上に太陽光発電設備を設置するため、新規に実施設計費257万円を付けた。逢瀬町河内字伏丑地内。
市は同センターと同処分場の整備を推進し、廃棄物の安定処理と再資源化の促進、サーキュラー・シティの実現を目指す。