建設新聞社
2024/03/04
【東北・宮城】建築は230億で大林組JVに決定/仙台市本庁舎建替の第1期
仙台市は本庁舎整備第1期の建築工事と電気設備(強電)の落札者を1日付で決定した。
ともにWTO対象工事で1月23日に入札。建築工事は230億円で大林組・鉄建・仙建工業・深松組JVに決定した。評価値は0・47826。入札にはこのほか鹿島・佐藤工業・橋本店・阿部和工務店JVが参加したが無効だった。予定価格は230億9426万3000円。
強電工事は35億2300万円でユアテック・福興電気・塚田電気工事JV。評価値は3・46295。入札者は同JVのみだった。予定価格は35億2300万円。
なお、空気調和設備工事についてはWTO対象で公告していたが、参加者なしのため、入札取止めとなった。再発注の時期は未定としている。
青葉区国分町3の7の1地内で現地改築する本庁舎の建て替え事業のうち、今回の工事は第1期高層棟の工事となる。設計は石本建築事務所・千葉学建築計画事務所JVが担当。
施設は免震のS一部SRCおよびRC一部W造のハイブリッド構造とし、延べ床面積は6万5668平方bとなる。階数は地下2階地上15階建てで、1〜2階は市民利用・情報発信機能、3階は機械室、4階は災害対策機能、4〜13階は行政機能、14〜15階は議会機能の構成としている。
このうち第1期高層棟の工事は、庁舎棟延べ5万9874・75平方b、駐輪場(4棟)、そのほか付属棟施設などを建設する。工事着手指定日は今年6月24日、工期は2027年11月30日まで。
このほかWTO対象以外の第1期分の工事発注も終えており、昇降機設備が三菱電機ビルソリューションズ、給排水衛生がアトマックス・加納工業所JV、弱電が太平電気・産電工業JVに落札決定している。
提供:建設新聞社