建設新聞社
2024/03/01
【東北・福島】東双みらい製造が楢葉町に廃炉関連製品工場新築
東双みらい製造(福島県楢葉町山田岡美シ森8 磯貝智彦代表取締役社長)は、福島県楢葉町の福島第二原子力発電所敷地内に廃炉関連製品を製造する「浜通り工場」の新築を計画し、設計を担当している花谷建設(大阪市)の施工を内定した。
同社は、廃炉関連製品の製造などを目的に東京電力ホールディングスと日立造船の共同出資で2022年10月に設立した。
今回建設する工場は、楢葉町波倉小浜作12地内の福島第二原発西門駐車場内約1fを予定地にS造平屋建て、延べ6000平方b程度で整備。福島第二原発で使用した原子燃料の輸送・貯蔵兼用キャスクを製造する。
今後、工事準備などを進め24年度上半期の着工、26年度内の完成を目指す。
なお、将来的には福島第一原発向けのキャスクや、事故で発生した燃料デブリの保管容器の製造も予定しており、福島の復興に貢献したいとしている。
提供:建設新聞社