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秋田建設工業新聞社
2024/02/29

【秋田】県立野球場の施設整備に7億円/観客席等改修を4月中公告予定

 県スポーツ振興課は、県立野球場(こまちスタジアム、秋田市新屋町字砂奴寄4−6)の観客席等の改修費とスコアボード設備更新の実施設計費として、6年度当初予算案に7億7,197万円を計上した。観客席等の改修は予算確保後、4月中の公告を目指す。工事開始は5月中旬以降。雨水が染み出すことからコンクリート床を全面的に改修するため、工事期間中は施設利用を休止とする。

 県立野球場は、平成15年に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積5,658.56uの施設。屋内投球練習場やナイター設備があり、一般利用やアマチュア利用のほか、全国規模の大会やプロ野球公式戦などが開催されている。観客席は25,000席で、一般固定15,000席、外野芝生席10,000席、車椅子席40席となっている。

 観客席等改修の対象は、内野スタンドの客席やリングデッキ、外部階段の床。屋根がバックネット裏のみとなっており、雨天時は階下の控室や通路に雨水が染み出すため、コンクリート床を全面的に改修する。事業費は約7億円としており、工事費や工期は今後、詳細を詰める。実施設計は建築企画が担当した。

 5月8日にプロ野球公式戦「楽天イーグルス VS. オリックス」があることから、工事開始は5月中旬以降の予定。工事期間中は利用ができないことから、事前に同施設を利用している関係団体などに説明を行っており、冬期間の進捗にもよるが6年度内の完了を目指す。

 スコアボード設備は、経年劣化により故障が発生していることから更新するもの。これまでは不具合が発生する都度、修繕で対応してきた。実施設計は5月または6月の公告を予定している。

提供/秋田建設工業新聞