米原市は、長岡地先の市民文化施設・社会教育施設「市民交流プラザ(ルッチプラザ)」において、市民協働活動の拠点施設としての機能向上に向け全館の空調設備更新、照明のLED化、舞台照明設備の更新を計画、3種を合わせた工事費計約4億4000万円を計上した24年度当初予算案を先ごろ3月議会に上程。予算が措置されれば24年度、空調設備更新、LED化改修、舞台照明設備改修―の工事3件を発注公告し6月頃をメドにそれぞれ開札、着工し施工を進め、24年度中にも3工事を完了させたい考えだ。
24年度当初予算では、空調設備等更新工事費2億2600万円、LED改修工事費1億1400万円、舞台照明設備改修工事1億円を合わせた市民交流プラザの改修工事費3種計4億4000万円のほか、施設維持管理業務委託料1250万円他を合わせ総額5億1000万4千円を市民交流プラザ管理運営事業費として措置を図る。設計業務は、23年9月補正で予算措置した社会教育施設設計監理委託料600万円に基づき入札を実施し、市民交流プラザ空調設備改修工事設計業務を環境空間設計(長浜市)に委託し(23年10月26日開札)、2月29日までの期間で完了している。
空調設備改修、LED化改修、舞台照明改修を行う米原市市民交流プラザ「ルッチプラザ」(長岡1050―1)は、RC造、延6407・42平方b規模の市民文化施設・市民交流プラザ(ホール)と、RC造、延1720・63平方b規模の社会教育施設・山東図書館で構成。築年数はいずれも約23年。設備類の仕様が古いため、施設全般の空調設備を改修する給排水設備改修工事と全館照明のLED化、ホールの舞台照明設備のLED化や操作卓の更新などを行い、消費電力の削減による環境負荷の低減や利用者の利便性の向上を図る。
過年度に市が策定した米原市公共施設等総合管理計画では今後、市民交流プラザ(ホール他)は指定管理者制度による管理運営により維持、同プラザ(山東図書館)も維持していく方針を示している。
提供:滋賀産業新聞