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建通新聞社
2024/02/29

【大阪】府内2地域に知的障がい支援学校整備 設計費に約2億

 大阪府は、2024年度の当初予算案に、豊能地域と大阪市北東部地域に整備する新校の基本設計費として、合計約2億円を計上した。いずれも28年度の開校を目指し、25年度に実施設計、26〜27年度に工事を実施する。
 豊能地域新校整備事業には、基本設計策定費として8334万5000円を計上。併せて限度額1億3840万7000円(24〜25年度)の債務負担行為を設定した。25年度末に閉校する豊中市立第七中学校(豊中市庄内栄町5ノ10ノ1)を活用した支援学校の新校整備に向けた基本設計を策定する。
 既存の校舎棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約8200平方b。この他、体育館棟(同造2階建て延べ約1200平方b)、プール・倉庫・グラウンドなどの付帯施設を改修し整備する計画。基本計画は内藤設計(大阪市中央区)が担当した。
 大阪市北東部新校整備事業には、基本設計策定費に1億0903万4000円を充てる。また、限度額1億5128万5000円(24〜25年度)の債務負担行為を設定。24年度末に閉校する府立茨田高校(大阪市鶴見区安田1ノ5ノ49)の既存校舎を活用した、新校整備の基本設計を行う。
 既存の校舎棟の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約1万2500平方b。この他、体育館棟(同造3階建て延べ約2900平方b)、渡り廊下(同造3階建て延べ約350平方b)、食堂などがある。基本計画は土屋総合設計(泉佐野市)が担当した。
 府内の支援学校は46校で、このうち知的障がい支援学校は25校。支援学校に通う生徒数の増加による、教室不足などが問題となっている。