ネクスコ東日本新潟支社は28日、「磐越自動車道 龍ヶ嶽トンネル工事」をWTO(政府調達協定)対象の一般競争入札で公告した。総合評価落札方式(技術提案評価型)で、申請書は3月15日まで受け付ける。
資格は、土木工事の経営事項評価点数が1450点以上の単体および経営事項評価点数1450点以上または1350点以上1449点以下で構成する2―3社JVであることなど。また、2008年度以降に元請として完成および引渡しが完了した同種工事(NATM工法により施工した内空面積〈代表値〉70平方メートル以上であるトンネル工事)の実績を求める。概要は総延長約3813メートル。土工延長約46メートル、橋梁延長約94メートル、トンネル延長約3673メートル。7月11日に開札し、工期は2550日間。場所は高速自動車国道東北横断自動車道いわき新潟線の福島県耶麻郡西会津町野沢―宝坂地内。工事発注規模は50億円以上。
龍ヶ嶽トンネルは磐越道4車線化事業に向け、優先整備区間3工区(会津若松IC―安田IC)のうち、野沢工区で計画。同工区内ではトンネル2本計6・13キロ(龍ヶ嶽トンネル、黒森山トンネル)およびトンネル1本730メートル(長坂トンネル)、4橋りょう計800メートルを予定。龍ヶ嶽および黒森山両トンネルの設計を行う「黒森山トンネル詳細設計」は東京コンサルタンツが担当。