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新建新聞社
2024/02/29

【長野】御代田町 24年度当初予算案

都市構造再編が本格化、町道工事で7.4億
職員用駐車場の整備に総額2.3億
 御代田町は、2024年度の当初予算案を2月27日明らかにした。一般会計は、89億9730万円(前年度比15億1455万・20.2%増)とした。特別会計は31億2806万円(同1億4792万・5.0%増)、企業会計の水道事業が2億0909万円(同982万・4.9%増)だった。下水道事業会計は6億6383万円で、24年度から企業会計へ移行した。性質別の普通建設事業費は19億3861万円で前年度比12億0090万円、率で162.7%の大幅増額となった。
 主な歳出をみると、23年度から本格化した都市構造再編集中支援事業で総額7億4480万円を計上したのが大きい。対象エリアは御代田地区の市街地(栄町、旭町、三ツ谷、馬瀬口、一里塚、西軽井沢の一部)で226.8ha規模。主に進めるのは町道の整備で、初弾は南浦4号支線の新設(L約150m)と東原西軽井沢線(L約800m)の拡幅改良となっており、南浦4号支線は工事に着手、東原西軽井沢線は設計や一部用地の取得を進める。
 町役場の駐車場対策として職員用駐車場の造成工事と融雪剤保管倉庫などの建造物を新設するとして総額で2億3000万円あまりを盛った。新設箇所は町役場北側の農地で約5400uの敷地を造成し駐車スペース(130台規模)を確保してアスファルト舗装する。建物は融雪剤保管積込倉庫のほかに車庫などが入る。設計は日測設計(小諸市)が担当している。

 御代田町の24年度当初予算案の重点施策と主要事業は以下のとおり(◆は新規)。
(※予算額は税込)
【重点施策】
◇都市構造再編集中支援事業=7億4480万
◇文化財収蔵庫建設工事=1億0065万
◇私立保育園支援=3億8063万
◆農業用排水路改修=1920万
◆防災重点農業用ため池浚渫=500万
【主要事業】
◇町単独道路新設改良工事=2億5000万
◆融雪剤保管積込倉庫建設工事=5000万
◇社会資本整備総合交付金・防災安全交付金=1億7408万
◆職員駐車場造成工事=1億8538万
◆雪窓公園複合遊具更新工事=5660万
◆景観計画策定業務=675万
◇御代田駅周辺整備検討業務=515万
◇カーブミラー設置修繕=489万

提供:新建新聞社