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　福井県石材業協同組合（野口和孝理事長）の第４４回通常総会は２２日開かれ、２０２３年度の　事業報告・決算、および２４年度の事業計画・予算案などを慎重審議の上、すべて原案通り了承した。
　会場は、福井市順化２丁目のいわし屋で。
　野口理事長が冒頭挨拶。先の福井県ふるさとの日にちなむ県政功労者（産業振興功労）に輝いた元組合理事長の水間久一氏の功績を称えた。
　その上で、当面する諸問題への共同対策を急ぎ図り、組合員のニーズに沿った事業活動を積極的に推進する、などと意欲を示した＝写真。
　２３年度は、共同購買事業（砂、工具、関連資材など）をはじめ、共同受注事業（山里口御門石瓦、壁漆喰修繕業務や、教育・人材養成事業（技能検定試験、石材加工・石張り作業）などを実施。消費者の墓石などに対する意識の変化や、少子化などの影響による新規墓石建立の減少と墓じまいの増加、事業承継問題への対応など、業界を取り巻く環境の変化に対応。
　２４年度も引き続き、組織の拡充など事業強化を図る方針。社会経済情勢を的確に捉え、円安と物価高による経営の圧迫を乗り越えるため、いっそう付加価値の高い製品や、サービスの提供に努めていく構え。

【２４年度の事業計画】
■組織の拡充と強化　組合共同事業を積極的に推進
■共同購買事業　砂、工具、関連資材など
■教育情報提供事業
・技能検定試験　国家技能検定試験（石材施工、石張り）の受験啓蒙促進　県職業能力開発協会と協力
・青年部育成支援　
■災害補償保険事業
■傷害総合保障共済事業
■中小企業景況調査事業
■関連団体との連携強化