全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　いわき市は、21世紀の森公園で導入を計画する公募設置管理制度（Ｐａｒｋ−ＰＦＩ）で、3月の民間事業者（設置等予定者）の公募に向けて、庁内で公募設置等指針などのとりまとめを進めている。2024年度の事業者選定、特定公園施設等の設計、25年度の着工、26年度の供用を目指している。
　1995年に供用した総合公園。敷地約89.2haで野球場や球技場、大型複合遊具などがある。Ｐ−ＰＦＩの導入により、民間事業者による飲食機能等の整備で公園の魅力向上を目指すとともに、市の財政負担軽減を図る。
　23年1月時点の公募設置等指針案では、大型遊具等があるＡエリア、各種運動施設が集積するＢエリア、未供用のＣエリアに区分した整備方針を示した。Ａエリアに遊具改修・設置等、Ｂエリアはトリムコース設置等、Ｃエリアは散策路整備などを想定している。
　公募要件は、過去10年以内の指定管理やＰ−ＰＦＩ等の公園維持管理実績など。設計担当者は1級建築士事務所登録で、都市公園か類似施設の設計・監理実績。特定公園施設の建設業務実施者は市「土木一式」「建築一式」資格登録者で都市公園等の工事実績など。また類似施設の維持管理実績を持つ市内事業者を構成団体、協力団体に加えることなどとしていたが、現在詳細について庁内で調整している。
　公園全体の維持管理は、Ｐ−ＰＦＩ事業と同一事業者により一体的な管理運営を行う指定管理者制も検討している。