県鳥取県土整備事務所は、2024年度当初予算に事業費73億6000万円を要求している。事業別では道路45億4400万円、河川16億6000万円、砂防9億5300万円、治山2億0700万円。
骨格予算編成となった23年度予算の6月補正後80億6000万円と比べると9%程の減少。
道路事業のうち主な事業は、鳥取鹿野倉吉線・高住〜良田工区改良に2億2000万円、交通安全対策として三代寺宮下線の中郷・町屋工区改良(中郷橋架け替えなど)に1億9400万円を要求している。また、鳥取岩美国府線・十王峠2工区改良に1億3000万円、本鹿高福線・佐貫工区改良(佐貫バイパス)に1億1000万円など。
県が代行で進める岩美町道陸上中央線の落石対策については、6000万円を要求し、詳細設計に着手する。同事務所では早ければ25年度から着工したい考えだ。
街路事業は大工町土居叶線・吉成宮長工区に2億1000万円で引き続き改良を進める。
河川事業は補助の河川改修(塩見川の河道拡幅、放水路)に7000万円。交付金の河川改修に3億2000万円。内訳は浜村川の築堤護岸・放水路1億2500万円、湖山川の築堤護岸9500万円、野坂川河道掘削5000万円、大井手川の護岸改修など5000万円。このほか、河川伐開や海岸の深浅測量などに取り組む。
砂防事業は補助に1億1300万円、交付金に5億4090万円など。見生寺谷川砂防5000万円をはじめ、各砂防、急傾斜事業に配分する計画。
治山事業は公共1億8600万円、単県2170万円を要求している。
日刊建設工業新聞