全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　栗東市は22日、一般会計288億1400万円、特別会計163億4700万円―から成る総額451億6100万円の令和6年度当初予算を発表した。一般会計の対前年度比は、18億8500万円の7％増、総額についても18億2700万円の4・2％増となった。また、普通建設事業費は28億6603万円と昨年度より7471万円、2・7％増となった。
　23年度の予算では、市の特性や強みを活かしながら「積極的に先を見据えた新たな時代の栗東（まち）づく」に向けた歩みを更に進められるよう必要施策を予算化し、適切な市政運営を図ることを目的に編成。同市が、第6次総合計画で定めるまちづくりの基本目標として掲げる「経済活動が活発で、多様な就労環境があるまちへ」、「自己肯定感が高く、笑顔にあふれた子どもを育むまちへ」、「健康に向けた取り組みが進み、地域共生が実現しているまち」、「多様性を認め合い、快適で安全に暮らし続けられるまちへ」、「参画したくなる、新時代のパートナーシップを追求するまち」の5つのまちの姿別に重点的に取り組んでいく。
　主な事業では、切れ目ない子育て支援を目的に、栗東西中学校大規模改造整備費2億2081万円、認定こども園の整備助成として5億0761万円を計上した。道路整備と公共交通の利便性向上としては、安養寺下戸山線・青地新田坊袋線（国一坊袋岡線）・大門野尻線―等の整備費6億9815万円を盛り込んだ。
　その他、東部開発推進事業費1億6694万円、企業立地推進事業費1億6358万円、健康運動公園整備事業費6771万円、管区振興事業費3075万円、教育施設改修事業費3億2554万円、土地改良事業費705万円―等を予算化する。

　栗東市の主な予算概要は次の通り。

◎経済活動が活発で、多様な就労環境があるまち
▽東部開発推進事業費＝1億6694万円
▽企業立地推進事業費＝1億6358万円
▽健康運動公園整備事業費＝6771万円
▽就労支援対策事業費＝1016万円
▽商工団体等育成事業費＝9390万円
▽観光振興事業費＝3075万円

◎自己肯定感が高く、笑顔にあふれた子供を育むまち
▽教育施設改修事業費＝3億2554万円
▽小・中学校管理運営経費＝4億5584万円
▽青少年教育・育成事業＝977万円
▽保育所管理運営経費＝31億0812万円
▽幼稚園管理運営経費＝4億2277万円
▽学童保育所管理運営経費＝3億6952万円
▽子育て支援事業費＝1778万円

◎健康維持に向けた取り組みが進み、地域共生が実現しているまち
▽国スポ・障スポ開催事業費＝2294万円
▽社会体育施設整備事業費＝2038万円
▽健康づくり推進事業費＝816万円
▽地域生活支援事業費＝7114万円

◎多様性を認め合い、快適で安全に暮らし続けられるまち
▽消防団活動推進費＝2766万円
▽土地改良事業費＝705万円
▽急傾斜地崩壊対策事業費＝383万円
▽防犯のまちづくり事業費＝1512万円
▽市道維持補修事業費＝7690万円
▽市道新設改良事業費＝6億9814万円
▽都市計画道路整備事業費＝2億5826万円
▽河川改修事業費＝300万円
▽交通安全施設整備事業費＝1984万円
▽空家対策事業費＝1339万円
▽住宅・建築物安全ストック形成事業費＝801万円
▽文化財保護事業費＝1029万円
▽環境センター施設整備事業費＝1001万円
▽公園維持管理・整備事業費＝4446万円

◎参画したくなる、新時代のパートナーシップを追求するまちへ
▽総合計画推進経費＝880万円
▽地方創生推進事業費＝1770万円
▽シティセールス推進事業費＝376万円

提供：滋賀産業新聞