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　富山県議会２月定例会は２６日開会し、新田八朗知事が提案理由説明を行った。
　まず、能登半島地震について、「復旧・復興本部で中長期的な取り組みのロードマップ作成を進めており、年度内に中間取りまとめを行う」と説明した上で、「県の総力を結集し、一日も早く生活再建やインフラ復旧、県内産業の復興が実現できるよう、全身全霊を挙げて取り組んでいく」との考えを示した。
　２０２４年度一般会計予算は、補正を合わせた１６カ月予算として前年度と同程度の規模を確保。「未来に向けた人づくりと新しい社会経済システムの構築を図るほか、震災を乗り越え、より良い県をつくるために果敢に取り組む予算」と位置づけた。
　官民連携の関係では、「新川こども施設の整備・運営を行うＰＦＩ事業者を公募・選定する。県武道館の基本設計を実施するとともに、整備予定地である県総合運動公園の魅力向上のため、民間事業者を主体とする公園全体の最適な管理運営手法の調査を行う」と述べた。とやま動物愛護センター（仮称）整備、雨晴キャンプ場エリア周辺で民間活力の導入可能性調査を進めるとした。
　ＤＸの推進では、デジタル技術を活用したスマート農業の環境整備、建設業のＤＸの取り組み支援、デジタル防災マップの提供を挙げた。