日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/02/22
【埼玉】幸手市 3月補正予算案を公表、上高野小学校など改修設計費を計上
幸手市は3月議会へ上程する補正予算案を公表した。将来的な学校施設の再編へ向けて、学校施設整備の設計費を充当。上高野小学校の改修設計費998万3000円、同校体育館大規模改修設計費962万円、東中学校体育館大規模改修設計費1825万9000円などを計上し、いずれも繰越明許費に設定した。
市は児童・生徒数の減少に伴う小中学校の小規模化へ対応するため、学校施設の再編方針を示す「小・中学校適正規模・適正配置などに関する基本方針」を策定。今後は市民説明会を開催していく予定となっている。
今後の学校再編へ向けて、補正予算案では上高野小の校舎・給食室改修設計費、同校および東中体育館の改修設計費を組み込む。いずれも学校再編に伴う増改築などは行わず、老朽化した設備の改修を中心とする考え。2校体育館では施設改修と合わせて空調設備も新設する方針だ。施工は3件ともに25年度の予定。
補正予算案ではそのほか▽幸手小家庭科室改修工事費3508万7000円▽橋りょう修繕工事=1400万円▽都市計画道路地質調査業務委託=658万4000円――などを計上し、全額を繰越明許費としている。
予算可決後は2803万5000円を減額し、一般会計累計総額が197億2461万円となる。