2月定例県議会は21日開会し、平井伸治知事が一般会計3605億円の24年度当初予算案など70議案を提案した。会期は3月22日まで31日間。
当初予算案は、能登半島地震を踏まえた災害対応、台風7号災害からの復興などを盛り込んだ積極型の編成。近年ではコロナ禍でふくらんだ22年度当初(3640億円)に次ぐ予算規模となった。
提案理由説明で、平井知事は「台風7号をはじめ、頻発する災害への対応は待ったなしだ」とし、台風被害の復旧に向けて「創造的復興に突き進む」と強調。合わせて、山陰道や鳥取道、志戸坂峠バイパス、北条倉吉道路、江府道路の整備など「災害に備えた道路網の構築に邁進していく」と述べた。
主な当初予算案の内容は▼台風7号災害からの創造的復興50億円▼通学路安全対策10億2300万円▼県有施設脱炭素化4億4400万円▼ため池総合整備4億0500万円▼地域高規格道路整備37億9000万円―など。
今後の議事日程は、代表質問が28日に自民党・島谷龍司議員、3月1日に会派民主・興治英夫議員、一般質問は同6日から6日間。
日刊建設工業新聞