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　福島市は21日、2024年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は前年度当初比2.6％増の1177億円で、最終年度となる仮置場返還関連事業費（7億円）を除く実質的予算は1170億円（前年比3.8％増）。9年連続で増加し、過去最高額の積極型予算編成となる。
　普通建設事業費は補助が3.4％減の82億233万円とダウンしたが、単独は42.9％増の55億6816万円を確保し、総額は11.1％増の137億7049万円となる。災害復旧費は仮置場返還事業の進捗に伴い58％減の8億5000万円。維持補修費は4.2％増の17億4980万円と前年度同等の伸び率。
　消防本部・福島消防署の移転整備に向け、実施設計費など2億9251万円を措置。ＤＢＯ方式によるあぶくまクリーンセンター再整備に2億9200万円を配分し、実施設計と工事費に充てる。
　「子育てと教育で選ばれるまちづくり」では、デザインビルド（ＤＢ）方式で整備するもりあい認定こども園の実施設計・工事費に1億90万円を配分する。待機児童対策推進パッケージに3億700万円を充て、私立保育２施設の改築支援などを推進する。