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　南越前町は２１日、２０２４年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比３０・６％増の１１７億２７１４万４０００円。特別、企業両会計を合わせた総額で見ると、同２１・５％増の１６７億９７０１万５０００円。
　新規では、鉢伏山一帯施設活用事業として、１億７３９７万６０００円を計上。鉢伏山一帯の施設を観光資源として有効に活用するため、通年型のリゾート地として整備する。
　下水道ストックマネジメント事業では、１億４９６７万６０００円を盛り込み、汚水処理機能を維持するため、計画的に老朽施設の更新を実施する。対象となる施設は、南条、河野の各浄化センター。
　その他の主な事業は次の通り（（新）は新規）。
▽（新）南越前町中学校体育館空調設備導入事業　１億５２６４万３０００円
　学習活動時の熱中症対策のほか、災害時の避難場所としての機能強化を図る。
▽（新）浄水場機能増強事業　４０６１万２０００円
　２２年の大雨により、濁度が高くなった個所の浄水機能を確保するため、浄水場への濁度軽減装置設置などの対策を講じる。
▽（新）レインボーパーク南条ライトアップ事業　３５８６万８０００円
▽史跡杣山城跡整備事業　１億２２３８万円
　国指定文化財の史跡杣山城跡を将来的に望ましい形で保存・活用するため、史跡杣山城跡整備基本計画に基づく施設整備を実施する。
▽町分譲地整備事業　１億８０２万４０００円
　若年層の町内定住や町外からの流入を図るため、新たな住居環境を整備する。整備箇所は東大道団地９０００平方メートル。
▽県単林道事業　８７２０万円
　２２、２３年の大雨により被害を受けた林道の整備を行う。
　３月補正予算案も発表した。一般会計は３億６７０２万３０００円の減額となり、累計は１０１億５１９３万９０００円となった。