柏市は、22日開会の第1回定例議会に、2024年度当初予算案と一般会計補正予算案第1号を上程する。補正予算案で、柏駅東口駅前用地取得費に10億円を措置するとともに、25〜26年度を期間とする限度額76億円の債務負担行為を設定。整備から半世紀が経過した柏駅東口駅前の再整備を目的に、19日に旧そごう柏店本館の土地5201・41uと建物を所有する三井不動産と、土地の譲渡について合意した。今後は、24〜26年度に三井不動産が建物を解体し、26年度の土地の引き渡しを想定している。一般会計当初予算案では、北部クリーンセンター長寿命化工事に総額141億7000万円の3か年継続費を定めている。
(仮称)子ども・若者相談センター整備に3か年総額54億2000万円、小中一貫校校舎設計委託に2か年同5億9300万円、柏第三小学校給食室整備工事に2か年同8億6900万円、増尾近隣センター改修設計等委託に2か年同5700万円、老人福祉センター柏寿荘本館内装改修設計委託に2か年同1140万円、香取神社跨線橋人道橋補修工事に3か年同3億8400万円、最終処分場跡地公園整備工事費に3か年同5億9600万円の継続費を定めている。
そのほか、体育館空調設備設置事業費16億3600万円、市立柏高校グラウンド整備費3億7065万6000円、学校施設(校舎)教室不足対策費27億4913万7000円、学校給食施設の改修および更新事業費1億1560万円、子ども・子育て支援複合施設整備・運営事業費3億922万4000円、市立柏病院現地建て替え事業費2億1500万円、手賀沼および手賀沼周辺地域活性化事業費1億7328万5000円、公設市場再整備および市場用地活用基本計画策定業務委託料1416万8000円、柏駅周辺まちづくり事業費1314万円、近隣センター改修事業費4億1655万7000円、あけぼの山周辺地域アクセス検討等事業費3150万円、こどもルーム環境向上改修設計・工事費5241万9000円、災害用トイレ(マンホールトイレ)整備工事費1億3100万円、光ケ丘小学校こどもルーム開設設計委託料749万3000円、学校施設(校舎)長寿命化改良事業費10億598万6000円、柏駅周辺地域の公・民・学連携によるまちづくり推進(柏セントラルグランドデザイン)事業費2424万5000円、柏北部地域の公・民・学連携によるまちづくり推進(柏の葉キャンバス構想)事業費3312万4000円、柏の葉キャンパスタウン駅周辺土地区画整理事業費5億6105万6000円、北柏駅南北自由通路概略・詳細設計委託料5100万円、都市公園整備費5281万1000円、高柳駅東口駅前広場整備事業費3926万5000円、都市計画道路整備費2億5864万7000円、都市建設計画道路整備費8349万5000円、道路改良工事費10億523万7000円、交差点改良事業費5170万3000円、南部クリーンセンター周辺整備費6810万円、増尾雨水貯留池耐震補強工事費4400万円、金谷堤排水機場改修工事費2億3400万円、上大津川河川改修事業費1億8624万7000円を盛り込んでいる。
また、自校方式給食室への空調設備設置に、25〜38年度を期間とする限度額26億130万円の債務負担行為を設定している。
当初予算案の規模は、前年度当初比10・6%増の1658億7000万円。普通建設事業費は、同69・9%増の186億5874万1000円。
補正予算案により10億円を増額し、総額を1668億7000万円とする。
水道事業会計は、収益的支出が同1・7%減の79億4400万円、資本的支出が同4・6%増の47億8200万円。各水源地設備更新事業に24〜26年度を期間とする総額8億7221万6000円、岩井水源地更新工事実施設計委託料に24〜25年度を期間とする総額7899万円の継続費を設定。また、新設管路の整備・拡充費1億9313万2000円などを計上している。
下水道事業会計は、収益的支出が同1・9%増の103億7500万円、資本的支出が同18・4%増の75億5400万円。雨水管工事(その1)に24〜26年度を期間とする総額16億5000万円の3か年継続費を設定。また、下水道未普及地域への汚水管整備費6億7889万1000円などを措置している。