県の総合評価 鳥インフルエンザの対応踏まえ措置 県は、総合評価落札方式の社会貢献活動の評価項目を見直し、「社会貢献活動A」の評価項目に家畜伝染病発生時の防疫措置支援活動≠追加する計画だ。19日に開かれた長崎県総合評価審査委員会委員(全体委員会)で、県担当者が説明した。
社会貢献活動Aは、公共施設や行政に対して、企業が取り組む安全・安心を担う活動を評価するもの。現在は地震や台風による大規模災害発生時の組織的な支援活動や、公共施設の清掃美化活動を評価しているが、2022年に佐世保市で発生した高病原性鳥インフルエンザを踏まえ、評価項目に追加する事にした。
具体的には、家畜伝染病発生時の防疫措置支援活動(社会貢献)の活動実績で、鳥インフルエンザや口蹄疫などに対応する訓練、埋却作業、国県道等での車両消毒作業などを想定。これらの活動は、長崎県と所属団体(協会など)の長が締結した災害支援協定などに基づくものを対象とする。
2024年度以降の活動実績を対象に、25年度から評価する。災害を含め、どの管内でいつ発生するか不確定なため、評価基準(前年度の管内の活動実績)自体は変更せず、▽4回以上0・5▽2回以上0・25▽活動実績なし0―のままとする。
19日の全体委員会では、このほか、▽総合評価の技術提案書実施方針の見直し▽電気通信設備の保守点検業務受注実績の評価▽建設関連業務委託での配置予定管理技術者の業務成績評定の評価の見直し―について説明した(詳細は後日掲載)。