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建設経済新聞社
2024/02/21

【京都】京都府立大学のハード整備 精華キャンパス活用で精華町と調整

 京都府の西脇隆俊知事は20日、府立大学におけるハード整備について、現在の検討状況を明らかにした。
 2月議会の代表質問(2日目)において、北山エリアの活性化の質疑の中で、府立大学のブランド力向上のためのハード整備について答弁した。西脇知事は「府立大学学舎整備については、(令和6年度に)学部・学科の再編が行われることから、老朽化や耐震性といった問題の解決だけではなく、次世代通信ネットワークや、新興感染症も含めた危機管理のための環境づくり、産業界や地域との連携を進める地域貢献の拠点化などに対応した教育研究環境を整え、社会のニーズに応える専門人材育成の場となるよう検討している」「現在は、府立大学から提出された整備基本計画の内容に関して、精華キャンパスの活用なども含めて、公立大学法人とともに精華町と調整を行っている。引き続き、府立大学における学舎の耐震性能の向上や魅力あふれるキャンパスの整備を実施できるように努め、府立大学のブランド力向上に向け、支援していきたいと考えている」と述べた。
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 京都府立大学は、令和4年度に京都府立大学施設整備基本計画策定等業務について、公募型プロポーザル方式で日建設計を選定した。
 業務内容は@整備の基本方針の策定A基本計画の策定((1)施設内容、規模の整理(各学科にヒアリングを実施し、基本計画検討のための必要な施設の内容、規模について条件リストの作成、各部屋ごとの必要面積、必要性の整理)、(2)建物毎の配置計画の作成(配置図素案の作成、各学科ヒアリングの実施、ヒアリング結果を受けたプランの修正)、(3)概算工事費の算出(基本設計費、実施設計費及び工事施工費の概算資料の作成))B施設整備基本計画の作成(整備年次計画、施設配置図、移行計画図、整備計画のイメージ、設備計画(情報設備・機器整備計画を含む)、動線計画、整備計画後の断面構成、基本計画平面図(1/500)、各部屋ごとの整備面積表(必要性含む)、工程別動線計画及び整備スケジュール)C施設整備に係る学内検討組織の運営補助(府立大学に設置する「施設整備委員会」及び「学内ワーキンググループ」(2グループ以上)における会議資料の作成支援、議事録の作成D計画とりまとめ(上記を踏まえ中間とりまとめを行う。施設整備委員会(学内ワーキンググループ含む)の開催結果等を踏まえ施設整備基本計画をとりまとめる。中間とりまとめにおいては、概算工事費、施設配置図、整備スケジュール、基本計画平面図(1/500)、各部屋ごとの整備面積表(必要性含む)を作成するものとするEその他(基本計画策定にあたっては、令和3年度に府立大学で策定した府立大学整備構想に基づき府立大学の下鴨及び精華の両キャンパスについて作成するものとする)。