富山県建設業協会がまとめた会員受注調査結果によると、2023年度上半期(令和5年4〜9月)における土木・建築の元請受注高総計は、前年同期と比べ52億円(8%)減の589億円となった。
同協会が会員に実施した受注調査を基にまとめたもの。それによると、公共・民間別では、公共が311億円で34億円(12%)の増、民間は278億円で86億円(24%)の減。
県内の地区別受注状況は、東部地区が公共で34%増、民間30%減となり、地区合計で6%減。西部地区は公共が12%減、民間が12%減となり、地区合計は12%減。県内合計は562億円で8%減となった。
また、県外は公共が5%減、民間が8%減で推移し、計8%減の27億円だった。
一方、第2四半期(7〜9月)分を見ると、県外受注を含む土木・建築の元請受注高総計は328億円で、前年同期と比べて16億円(5%)減で推移している。内訳は、公共が211億円で52億円(33%)の増、民間は116億円で69億円(37%)の減。
地区別の受注状況では、東部地区が公共で52億円(63%)増、民間で69億円(54%)減となり、地区合計では17億円(8%)減となった。
西部地区は公共が微減、民間が9億円の減で19%減となっており、地区合計で9億円(8%)減となっている。
この結果、県内合計では、26億円(8%)減と前年同期を下回る結果となった。
土木・建築別を見ると、土木の元請受注高総計が147億円で、昨年同期比2億円(2%)の増。内訳は、公共が127億円で微増、民間が20億円で2億円(9%)の増となっている。
建築の元請受注高総計は181億円であり、昨年同期比18億円(9%)の減となった。内訳は、公共が85億円で52億円(159%)の増、民間が96億円で70億円(42%)の減で推移した。