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建通新聞社(岡山)
2024/02/16

【岡山】岡山市 当初予算案 普通建設費34・8%増

  岡山市は2月14日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計が前年度比6・4%増の3855億7500万円で、うち普通建設事業費は新庁舎整備事業費や学校特別教室空調設備整備事業費、路面電車の岡山駅前広場乗り入れなどにより、34・8%増の642億2200万円となった。特別会計は0・6%減の1980億1900万円、事業会計は0・2%減の766億8400万円。
 主な施策別に予算を見ると、地域経済の活性化による魅力と活力あふれるまちづくりでは、岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業費に33億0800万円、路面電車のネットワーク化に2000万円、市街地再開発事業の促進に46億7800万円など。
 コンパクト・ネットワーク化された快適で多様なまちづくりでは、高島駅、上道駅交通結節機能強化に3億8300万円、自転車先進都市の推進費に2億1000万円、道路ネットワークの充実・強化に37億1400万円、緑のボリュームアップに2700万円、快適な住環境整備に11億1600万円、瀬戸内市新火葬場整備事業に2億4500万円など。
 歴史・文化が薫り、誇りと一体感の持てるまちづくりでは、「歴史を伝える城、集う城」岡山城活用事業に1億7700万円、岡山城西の丸周辺広場整備推進事業に1000万円など。
 安心して子育てができ、若者や女性が輝くまちづくりでは、子育て環境の施設整備推進事業に32億4100万円など。
 つながる教育で未来を拓く人材を育むまちづくりでは、学校特別教室空調設備整備事業に49億7800万円、学校給食施設再整備事業に1億7800万円、新教育研究研修センター(仮称)整備事業に4700万円、岡山中央中学校区公民館(仮称)整備事業に11億5900万円など。
 地域の力を生かした災害に強く安全・安心なまちづくりでは、下水道・河川などによる浸水対策事業に23億7600万円、新庁舎整備事業に118億1800万円、新庁舎周辺施設整備事業に2600万円、道路施設の長寿命化事業に21億7400万円、水道施設・管路耐震化など更新事業に82億1600万円、下水道施設の耐震化・再構築(リノベーション)事業に25億8100万円、消防署所適正配置事業に4億0800万円、水難救助訓練施設整備事業に6億6100万円などを充てる。

提供:建通新聞社