日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/02/20
【埼玉】建災防埼玉県支部、安全祈願祭へ約80人が参加
建設業労働災害防止協会埼玉県支部(島村健支部長)は15日、川越氷川神社で安全祈願祭を開催した。当日は、埼玉県建設業協会の小川貢三郎会長、埼玉県建設産業団体連合会の星野博之会長をはじめ、建災防支部・分会の役員や各分会員企業代表者らおよそ80人が出席。神事は滞りなく執り行われる中、島村支部長をはじめ各分会長が玉串を奉奠。今年1年の無事故無災害に向けて決意を新たにした。
安全祈願祭後に川越市内の「ラ・ボア・ラクテ」で開かれた直会には、埼玉労働局の久知良俊二局長や北代昌巳労働基準部長、繁野北斗健康安全課長も出席。あいさつで島村支部長は「県内建設業の労働災害は、長期的に見ると減少傾向にあり、現在未確定だが、昨年の死亡災害は前年と比較し、5名減少の2名という状況。 今後さらに死亡災害ゼロを目指し、積極的に災害防止活動に努めていく」と決意を新たにした。 続げて「官民挙げての働き方改革が推進される中で、建設業における時間外労働の上限規制の適用が4月以降実施されることを踏まえて、職場環境の改善に努めていかなければならない。これから迎える年度末は完工時期を迎える工事が多く、さまざまな作業が輻輳(ふくそう)して行われることにより、労働災害の発生が危惧される」と危機感を示し、労働災害防止活動を積極的に展開するよう各社に求めるとともに、本年の無災害を祈念した。その後、久知良局長と小川会長が来賓あいさつを述べ、無事故無災害へ向けて建災防が行う事業や役割に期待を寄せた。