日本工業経済新聞社(埼玉)
2024/02/16
【埼玉】JSCA埼玉、工法・技術製品セミナーを開催
日本建築構造技術者協会関東甲信越支部埼玉サテライト(JSCA埼玉、矢沢秀周代表=エーピーエヌ設計)は13日、工法・技術製品セミナーを川口市民ホール「フレンディア」で開催した。当日は、正会員と賛助会員合わせて46人が参加。賛助会員らが自社の工法や製品を紹介。参加者は最新の技術に触れ、理解を深めた。
主催者あいさつで矢沢代表は、元日に起こった能登半島地震に触れ、「われわれ構造設計者は、災害が起こる前に活躍する場がある。災害を目の当たりにして、もっとできることがあったのではないかと感じた」と述べるとともに「年の初めに気を引き締める気持ちで、本日発表される各社の製品や工法を吸収し、災害を減らすきっかけにしてほしい」と有意義なセミナーとなることを期待した。
引き続きセミナーに移り、最初にロブテックスファスニングシステムが鋼材を溶接せずに片側から締結する方法について発表。続いて三誠がECSパイルシリーズと柱・杭一体工法のECS―TP工法を紹介した。休憩を挟んでJFE建材がQLデッキ新耐火認定商品、構造システムが一貫構造計算ソフト、伊田テクノスが隣接する高架橋から伝わる振動をWIB工法により遮断し、揺れを感じない事務所ビル建設についてそれぞれ説明した。さらに総合資格が人材獲得支援、資格取得支援、法定講習支援について情報提供を行った。