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日刊建設工業新聞
2024/02/16

【鳥取】24年度当初案は3605億円/公共事業536億は高水準に/鳥取県

 県は14日、一般会計総額3605億円の2024年度当初予算案を固めた。昨年の台風7号被害からの復興費を計上するなど積極型の予算編成。平井県政下で最大だった22年度(3640億円)に次ぐ規模となった。
 当初予算案は21日開会の2月定例会(〜3月22日)に提出する。
 予算編成について財政課は、物価高に起因する人件費、光熱費などの経常的経費がかさむなど厳しい状況だったと説明。だが、能登半島地震を踏まえた防災対策、台風7号災害からの復興など喫緊の課題に対応するため、積極的な編成になったとした。
 公共事業費は総額536億円で、10年度(545億円)に次いで14年ぶりの高水準になった。災害公共に前年比65億円増の97億円を計上したことが要因。ほか補助公共は300億円、単県公共101億円、直轄公共38億円を見積もった。
 26年度末開通予定の山陰道・北条道路をはじめとする高速道路ネットワークを整備促進し、合わせて北条湯原道路・倉吉南―倉吉西IC間の24年度内の供用を目指す。
 主な予算内容は次の通り。
▼広域防災拠点活用施設整備1300万円(道の駅ほうじょうの整備支援)▼建設災害復旧費37億円(過年災)▼直轄道路事業負担金32億円▼通学路安全対策10億円▼樹木伐採・河道掘削4億5300万円▼教育施設省エネルギー型設備導入2億7100万円(LED照明)▼地域高規格道路整備37億9000万円

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