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日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/19

【群馬】県教育委員会 24年度に校舎増築など 沼田高校


県教育委員会は、既存の沼田高校(沼田市西原新町1510)の校地を利用して整備する沼田・利根地区の新高校整備について、2024年度に校舎の増築や改修工事などを実施し、25年度からの開校を目指す。現在、詳細設計を群馬県建築設計センター(前橋市)が担当してまとめている。当初予算案に整備事業費として21億3153万円を計上した。
新高校は沼田女子高校との統合により男女共学となり、全日制課程は普通科5学級、定員200人。定時制課程を普通科1学級40人としている。
沼田高校には◇本校舎=RC造3階建て、延べ床面積6820u、◇南校舎=RC造3階建て、同2408u◇第一体育館=RC造2階建て、同1964u◇第2体育館=RC造2階建て、同759u◇五常館(武道場)=RC造3階建て、同837u−のほか、家庭科棟、西校舎、静修館、野球部室内練習場、アーチェリーレンジ、野球場、テニスコート、トレーニングルームなどが整備されている。
24年度当初予算案で増築棟新築工事へ8億6041万円、既存校舎・体育館改修に11億1508万7000円、渡り廊下改築へ8918万6000円などをそれぞれ配分している。
増築される新棟はS造3階建て、延べ床面積2100uの規模。1階は図書館をメインとしており、2階と3階に講義室などを設置する。建設場所は南校舎と本校舎の真ん中となる。増築棟と既存校舎を接続する渡り廊下は、南北で全階に設置、東西は階によって有無を検討していく。
既存校舎の改修は1学年ごと1教室、合計3教室をローカールームへ改築するほか、女性用トイレを設ける。このほか、長寿命化として外壁工事や屋上防水工事なども実施する。
体育館改修は第1体育館で大規模改修およびエアコン設置工事を実施。第2体育館は照明のLED化のほか、屋根や外壁の改修工事などを行う。
五常館やグラウンドの改修工事は25年度以降、外構整備は調整中としている。
統合校の校地選定については、沼田女子高校と比較し運動地面積が3・5倍あることなどの観点から沼田高校とすることを決めた。統合後に空き施設となる沼田女子高校(同市東倉内町753−3)の跡地活用については、現段階で未定。沼田女子高校は、校舎がRC造4階建て、延べ床面積6958u、屋内運動場が同造3階建て、延べ床面積2466u。屋外運動場は6960uの広さとなっている。