八峰町企画財政課は19日、プロポーザルを実施した定住促進住宅の建設事業について、候補者に大森建設を選定した。プレゼンテーションは今月15日に実施、申し込みのあった3者(JV含む)のうち2者が参加した。峰浜庁舎の跡地に集合住宅1棟10戸を整備するもので、事業資金の調達、住宅の設計・建設は選定事業者が行う。今後は事業者と協議のうえ、スケジュールなどを定めた基本協定を結び、協定に則って土地の賃貸借契約を締結する予定。
定住促進住宅建設事業は、民間事業者との連携により町内の居住環境を整え、若者・子育て世帯の定住や、町外からの居住者の誘導を促進するため、新たに集合住宅を整備するもの。建物の規模は軽量鉄骨造2階建てで、1LDK(40u以上)と2LDK(55u以上)合わせて10戸を整備。駐車場は各世帯2台分を設ける予定。
建設地は、平成18年に火災で焼失した旧峰浜庁舎の跡地(峰浜水沢字三ツ森カッチキ台17−2)1,900uで、敷地内にある公用車の車庫はそのまま活用する方針。
基本協定締結後は、町と選定事業者で土地使用賃借契約を締結し、町は事業用地を選定事業者に無償で貸し付ける。また、建設された定住促進住宅は、土地使用賃借期間内は選定事業者の所有となり、町は定住促進住宅全戸を30年間に渡って借り上げる(リース)ため、建物の賃貸借契約を選定事業者と締結する。リース料は10戸で月額800,000円以内としており、債務負担行為2億8,800万円(6〜36年度)を12月補正で設定している。
提供:秋田建設工業新聞社