日本工業経済新聞社(群馬)
2024/02/16
【群馬】館林市は当初予算案を明らかに
館林市(多田善洋市長)は16日、2024年度当初予算案を明らかにした。南こども園の新築工事などを含んだ事業費9億4385万4000円を計上。また、新規事業として市街地推進事業に着手、太陽の園改修工事などを実施し、市街地の活性化を目指していく。このほか、公共施設等LED照明改良工事や茂林寺前駅西口整備なども新規事業として取り組む。
多田市長は記者会見で「『活力ある暮らしやすいまちへ 未来をひらく 積極型予算』をキーワードに予算編成を行った」と述べた。
一般会計予算は308億5000万円とし、10億4000万円の増額。対前年度比3・5%の増とした。普通建設事業費は37億5361万2000円とし、前年度から3667万9000円の増額となり、対前年度比1・0%増となった。
南こども園整備は既存の南幼稚園(本町3−6−1)を解体し、敷地内に建設する。事業費のうち、8億3000万円ほどを新築工事費に充て、南幼稚園の解体工事費は約7000万円となる。解体設計業務および新築設計業務は高橋建築設計事務所(前橋市)が担当。新たなこども園はS造2階建て、延べ床面積1100u程度を見込む。解体を行う園舎はRC造2階建て、延べ床面積767uとなる。また、25年度に解体する南保育園の解体設計業務委託についても着手する方針。
市街地推進事業は太陽の園改修工事がメイン。太陽の園は自然環境の保全・都市の景観の向上を図るための緑地となる。工事費に4332万9000円を計上し、より魅力ある施設として整備を行う。改修に向けた設計業務は技研コンサル(前橋市)が手掛けている。
道路関連では道路および橋梁の長寿命化修繕事業を含めて、道路維持管理に5億2708万6000円、道路新設改良事業は3億4206万1000円のほか◇道のでこぼこ解消事業=3605万円◇中央通り線道路改良事業=1億3469万円◇幹線排水路整備事業4460万1000円−などを盛り込んだ。
産業団地造成事業では853万8000円を計上し、(仮称)大島産業団地などの調査設計業務等へ充てる。
このほかの新規事業としては老人福祉センターのエレベーター改修工事やダノン城沼アリーナのエレベーター設置工事設計業務およびLED照明設備改修工事設計業務、茂林寺沼井戸新設工事に取り組んでいく。