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秋田建設工業新聞社
2024/02/16

【秋田】斎場の移転改築/2カ年継続費33.3億円を提案

 大館市市民課は、斎場移転改築(柄沢字丸山下)に関し、6年度当初予算案に2カ年継続費33億3,004万4,000円(6年度6億7,719万円、7年度26億5,285万4,000円)を提案した。造成や外構を含む建築工事の工期は10月から8年3月を予定しているが、着工時期の前倒しも視野に入れている。供用開始は8年4月から。現在は今月末の履行期限で実施設計を進めている。

 計画は、現施設が築後44年を経過して老朽化が進み、修繕費がかかり増しになっているほか、新耐震基準に適合していないことから新施設を建設するもの。新斎場は「祈りと静寂」を基調とした「終と向き合い、生きた証が感じられる斎場」をコンセプトに建設する。

 新施設は、火葬部分を鉄筋コンクリート造平屋建て、待合室などを木造平屋建てとし、合計約2,000uの規模で実施設計を進めている。エントランスホール(約450u)、待合室・待合ロビー(約310u)、機械室(約300u)、炉室(約300u)、告別室、炉前ホール、収骨室などを設置。待合室と火葬炉は現在と同じ4室4炉を整備する。

 実施設計は梓・恒谷・NAKA設計JVで進めている。既存施設(昭和54年建設RC1F698.13u、火葬炉4基)は、新施設完成後に解体する。


提供:秋田建設工業新聞社